広島県

概要

広島都市圏と備後都市圏を中心に工業(自動車産業、製鉄、造船)・商業が盛ん。県庁所在地の広島市は中国・四国地方最大の都市であり、政令指定都市に指定されている。一方で海・山の豊富な自然にも恵まれ、農業・漁業も盛んである。このため「日本国の縮図」とも呼ばれている。

旧国制に倣い、大まかに広島市を中心とする県西部を「安芸」、県東部で岡山県と隣接している福山市を中心とする県東部を「備後」と呼び、現在でも方言・文化の点で一部違いを見せる(方言については広島弁・備後弁を参照のこと)。ただし、近年の広島県の施策では有する都市機能と生活圏などから広島圏域(県西部)、備後圏域(県東部)、備北圏域(県北東部)の3つに分ける場合も多い。

地形

気候

北部の豪雪地帯は日本海側気候、それ以外の地域は瀬戸内海式気候に分類される。山間部は冬の雪と梅雨の大雨で比較的降水量が多く、広島市など西部は雨が少ないといわれている瀬戸内の中では雨量は多いものの、東部を中心に全国平均と比較すると少ない地域も多い。そのため、2015年の調査によると、ため池・湖沼のある農業集落の数では日本一となっている[6]。